お願い、キャプテン

新米女性パイロットと、機長のラブストーリーです。

ヒロインは、パイロットになる夢を果たしたその日に、母を飛行機内でおきた事故で失います。しかも、そのとき機内で生まれた妹には、処置したCAのミスで重篤な感染症が残ってしまいました。その直後にパイロットだった父親を失い、苦労しながらたった一人残された病弱な妹を育てながら、パイロットとして働くのですが……。とくれば、だいたい予想がつくかと思いますが、上司の機長として現れたのが母親の仇というわけです。そこに、さまざまな人間模様が加わって物語が展開していきます。

空港ドラマにありがちな、「危機一髪!」とか、「お客様との信頼関係」とか、オーソドックスな展開をするストーリーなので、特に面白い、というほどのものではないかなという気がします。

もちろん、パイロットになるのがとっても大変だということは知っていましたが、パイロットになってからも大変なんだなあということがよくわかるドラマです。ラブストーリーの展開はだいたい見えていたので、私はどちらかというと、そうしたワキの展開に興味を持ちました。

寝言も英語でいえないとダメだ、なんて話を大昔に聞いたことがあるような気がしますが、それ以上なんですね。語学や物理、天候などの知識はもちろんのこと、体力や精神力もものすごーく必要なお仕事がパイロットなんだなと、感心してしまいました。ですから、パイロットは無条件でカッコイイ！ですよね。パイロットって、努力が服を着ているみたいな気がします。

でも、私は飛行機は嫌いです。やっぱり、コワイもん。