おまけ:時代劇以外

私の心が聞こえる?

 

こんな作品です

こころがホッコリしてくるドラマ

管理人 木槿猫

まさに、「ピュア・ラブ・ストーリー」です。

聴覚障害を隠して生活する大企業の御曹司と、知的障害者の父をもつ女の子とが、ゆっくりと愛を育んでいく物語。彼らの周りにいる人物も、いろいろと苦しい事情を抱えていますが、この2人に関わるうちに次第に本当のやさしさ、真心に目覚めていくようすが描かれます。聴覚障害については、ちょっと違うんじゃないかなという気がするシーンもありますが、嫌味な感じはしません。貧しさ、暴力、障害、差別、そういった人間の悲しい現実を描きながら、最後にほっとさせてくれるドラマです。

特に、ヒロインと、知的障害を持つ父親、突然行方不明になった義兄との関係がせつないです。障害者の描き方を巡っては、「感動ポルノ」という話題もありますが、私は純粋にすてきなお話だなと思いました。BGMも気に入ったドラマです。特に、テーマソングがよかったですね(もちろん、韓国語なので何を言っているかはわからない)。

ヒロインは、子どものころ、出生届けが出されていなかった、という設定らしく、名前がありませんでした。そこで、父につけてもらった名前が「ウリ」。

実は、「ウリ」というのは、英語でいうところの 「our 私たちの」 の意味です。この「우리ウリ」という表現、日本語的に訳すと、確かに英語のourに当たるのでしょうが、使い方はけっこう難しい。と、いうのも、韓国の人たちはわりと何にでもこの「ウリ」をつけるんですよね。日本語で「私の母」といったら、英語では「my mother」ですよね。ところが、韓国語だと「우리 엄마 (ウリ オンマ)」になるんですよ。つまり、「私のお母さん」といわずに、「私たちのお母さん」になるわけです。兄弟同士で「私たちのお母さん」というならわかるんですが、他人同士の間でも「私たちのお母さん」というので、なにがなにやら。

ですから、このドラマの中では、「(私の・私たちの)ウリが、」という表現が出てくるたびに、「ウリウリ」「ウリウリ」です。面白いのか、難しいのかなんだかよくわからず、大混乱しています。

基本情報

■全30話

■制作MBC

ファン・ジョンウム/キム・ジェウォン/ナムグン・ミン/コ・ジュニ

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