李氏朝鮮

アラン使道伝

こんな作品です

展開がイマイチよくわからないところも

管理人 木槿猫

無念のうちに殺された娘の幽霊と、青年との恋の物語です。それに「あの世」の神様たちが関わってくる朝鮮王朝の時代を舞台にしたファンタジー作品。慶尚南道の密陽というところに伝わる「アラン伝説」というのが、ベースになっているそうです。

私にしてみれば、イ ジュンギさんと、ユ スンホさんが出ているだけで、私にとっては「見なければならぬ!」という作品。この2人が出ているので一応最後までちゃんと見ましたが、ストーリーはわりと適当な感じがしました。朝鮮王朝時代を舞台としたファンタジーって、残念なのが多いなあという気がします。このお二人が出ているので、評価をちょっと高めにしました。えこひいきです。

史実のポイント

ところ違えば幽霊も違う

内容の難易度

日本の幽霊は、韓国では「鬼(神)」と呼ばれるようです。あんまりこの手の話は好きじゃないので、詳しくはありませんが。祖先の祭祀をとても大切にする両国ですが、韓国の場合には儒教を絶対的な価値観として社会を築いたため、死後の祭祀をしてもらえるかどうかは、生きているうちから相当な問題だったようですね。ですから、祭祀をしてもらえない人の霊は、悪いことをするようになってしまうと考えられたようです。

死体を遺棄すれば罪になるような現代とは違って、昔は行き倒れや身寄りもなく死んでいった人たちも少なくなかったでしょうから、幽霊界も相当なワルの集まりだったのではないかと思いますが、そんな幽霊社会を描いた作品だな、という気もします。

そう考えると、面白いといえなくもないかも。幽霊のアランと、声は聞こえるけど見ることはできないという中途半端な霊力の巫女とのやりとりは、コミカルで楽しかったですね。

基本情報

■全20話

■制作 MBC

イ・ジュンギ/シン・ミナ/ヨン・ウジン/クォン・オジュン/ハン・ジョンス/ファン・ボラ/ユ・スンホ

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