製パン王キム・タック

あの大物俳優が大真面目にパンづくりしている

管理人 木槿猫

笑っちゃいけないんでしょうが、タイトルを見て笑いました。「製パン王」って何？と。外国のドラマや映画にいわゆる邦題をつけるときというのは、けっこう難しいんだろうなと常々思ってはいましたが、韓国ドラマの邦題っていうのは、わりと説明じみたタイトルが多いなという気がするのですが、いかがでしょうか。それはともかく。

医療系・料理系のドラマは好きなので、基本的には無条件でまずは第一話を見ます。韓国の料理系のドラマってハズレが少ない、という気がするのですが、これも単なる偏見かな。ということで、見始まりましたら、これがけっこう面白いんですよ。何しろ、あのチョン・グァンニョルさんが、大まじめにパンを作っているんですから。チャングムの子役をしていたチョ・ジョンウンさんも、大きくなって出演しています。

物語の始まりは、韓国ドラマお得意のドロドロ系です。後継者を産めない嫁と、男の子を生んでしまった社長の愛人との争い。時代劇かよ、というような設定。やがて嫁が生んだ男の子は、なんと嫁が不倫した相手の子。しかも、その不倫相手というのが社長の部下。

うっへぇ～、というドラマだったのですが、やがて、その子どもたちの時代へと話が進んでいくにつれて、ラブストーリーになっていきます。複雑な血縁関係、人間関係のなかで、主人公の明るさややさしさが周りをハッピーにしていくというストーリーで、最終的には大団円。基本、ハッピーエンドのドラマには辛口ではないので、まあそこそこ、面白かったかなと思いました。