李氏朝鮮

九尾狐(クミホ)伝~愛と哀しみの母~

こんな作品です

閲覧注意といいたいシーンも多いです

管理人 木槿猫

ひぇええええ~、という悲鳴を上げながら、でも結局は最後まで見た、という作品です。韓国ドラマは、凄惨な画面もよく出てくるよなと常々思っていましたが、時代劇もその例からは外れないと思います。

放送倫理というものをここで論じる気はないので、おいておきますが、この作品はとにかく「リアル」。そこに、「妖怪もの」という要素が加わるので、「不気味~」という感じがします。とりあえず、メディカル系が苦手な人(私は平気なんですけど)、グロくてスプラッタな映像が苦手(私も好きではない)は、見ない方がいいと思います。

ストーリーも、ちょっと薄気味悪いです。ラストでなんとか救われる気もしますが、後味もよくないですね。この作品は、評価が極端に分かれるんじゃないでしょうか。

史実のポイント

九尾狐(クミホ)とは?

内容の難易度

なぜなのかはよくわからないんですけど、韓国の人たちってこの「九尾狐(クミホ)」っていう妖怪好きですよね。この妖怪の伝説をベースにしたドラマって、けっこうあるような気がします。

ところで、この「九尾狐(クミホ)」というのは、日本では「九尾の狐(きゅうびのきつね)」といいます。別名「玉藻の前(たまものまえ)」という妖艶な美女の妖怪として知られていて、浄瑠璃や歌舞伎の題材として江戸時代には大ヒットしました。もともとは、中国ご出身の妖怪さんです。『山海経(せんがいきょう)』という有名な中国の図鑑に載ってます。余談ですが、この『山海経(せんがいきょう)』は、妖怪図鑑のような本なのでけっこう面白いですよ。

さて、この「九尾の狐」というのは日本でもさまざまな伝説を持っています。栃木県那須町に「殺生石」という県の文化財指定されている石がありますが、この殺生石は、九尾の狐が退治されて石になったもの、という伝説があります。また、『南総里見八犬伝』の中に出てくる「政木狐(まさきぎつね)」が、九尾の狐です。

日本で江戸時代にヒットした妖怪は、21世紀の韓国で大ヒットしているんでしょうか。

基本情報

■ 全16話

■制作 KBS

ハン・ウンジョン/チャン・ヒョンソン/キム・ユジョン/ソ・シネ

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