李氏朝鮮

インス大妃

 

こんな作品です

2回もインス大妃を演じた女優チェ シラさん

管理人 木槿猫

最初にこのドラマを見たとき、オープニングで「あれ~?この女優さん、前にもインス大妃やらなかったっけ?」と思いました。実は、主演のチェ シラという女優さんは、「王と妃」というKBS大河ドラマで一度インス大妃を演じています。日本でも、同じ役を同じ人が演じるというケースがないわけではありませんが、おもしろい企画だなあと思います。見比べてみるのもいいかもしれません。

ちなみに、このチェ シラさんは、わりとこういう「鉄の女」系を演じることが多いなあと思います。たまたま、私が見たものがそうなのかもしれませんが。きりっとした目元が知的で、かつ意志の強さを感じさせる魅力のある女優さんだと思います。

「王と妃」では、若いころからずっと彼女がインス大妃を演じていましたが、この作品では、前半1/3くらいまでのインス大妃の若いころを、人気ガールズグループT-ARAのウンジョンさんが演じています。可愛らしいけど、気が強いなあという役が似合っていましたね。

史実のポイント

朝鮮王朝の女傑の一人 インス(仁粹)大妃

内容の難易度

インス(仁粹)大妃という人は、朝鮮王朝の中では「女傑」と呼ぶにふさわしい人のようです。彼女は、世子嬪でしたが、夫である世子は王位に就く前に早逝してしまいます。子どもたちとともに、一度は宮廷から追われながらも、不屈の精神で荒波を潜り抜け、結局は自分の息子を王にする「ど根性」の人です。

こうした王朝ものだと、たいていの場合、王を巡る妃嬪たちの陰湿なイジメやら、ドロドロした愛憎劇が描かれるものですが、このドラマは「嫁姑」問題が中心。嫁姑問題に、官僚らの駆け引き、特に、癸酉靖難(ケユジョンナン 1453年)という政争が絡むので、歴史が好きな人じゃないとちょっとつまらないと感じるかもしれません。

でも、李氏朝鮮の第5代文宗から第10代燕山君までのおよそ50年間の歴史を知ることができるドラマでもあるので、朝鮮王朝の歴史を知りたいなという人には入門編としてお勧めです。

基本情報

■ 全60話

■制作 JTBC

チェ・シラ/ハム・ウンジョン(T-ARA)/キム・ミスク/キム・ヨンホ/ペク・ソンヒョン/チョン・ヘビン/チン・ジヒ/ソン・ビョンホ

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