李氏朝鮮

馬医

こんな作品です

大長今の男性バージョンですね

管理人 木槿猫

イ ビョンフン監督作品といえば、韓流時代劇ファンなら、素通りはできません。しかもメディカル系なので、私にとっては盆と正月が重なったようなもの。

「馬医」は、李氏朝鮮時代の獣医さん。馬医から「人間の医者」さらには、王の主治医にまで上り詰めるというサクセス・ストーリー。主人公のペク グァンヒョンは実在の人物なのだとか。と、聞くと「なんだ、チャングムの男版か」とも思いますけども。

悪くはない作品だと思いますが、最後のほうはかなりご都合主義的なところも多く出てきて、なんだか期待した分、ちょっがっかりしました。残念ですが、チャングム系のサクセスストーリで、2匹めのドジョウを狙った感がありますね。外科手術のシーンなども多く出てきて、いや、それはいくらなんでもないだろー、と突っ込みたくなるところもありました。

イ ビョンフン監督の時代劇は、やさしいメロディーのBGMが多いなあと思うのですが、このドラマのテーマソングは、今でもお気に入りでよく聞いてます。「ただひとつの」というタイトルですが、歌っている歌手さん(←K-POPには興味なし)の歌い方も、私好みだなあというところなので、◎です。

史実のポイント

謎の多い昭顕世子の死

内容の難易度

「馬医」は、顕宗という王様の時代が舞台ですが、最初のエピソードで主人公の父親が事件に巻き込まれるシーンが描かれます。それが、顕宗の伯父さんにあたる昭顕(ソヒョン)世子の早逝です。彼は、仁祖の長男でしたが、一時期、人質として清に送られていたことがあります。そのとき、清は彼を通じて外交問題などを解決していました。そのため、仁祖は、清が自分を退位させて昭顕世子を即位させようとしているのではないかと、懐疑的になります。昭顕世子は、帰国後わずか2か月で病死してしまうのですが、実は仁祖に毒殺されたのではないかという説もあるのです。第1話で描かれる事件は、その説がもとになっているようですね。

基本情報

■ 全50話

■ 制作MBC

チョ・スンウ/イ・ヨウォン/ソン・チャンミン/ユソン/イ・サンウ/イ・スンジェ

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