李氏朝鮮

チャクペ~相棒~

 

こんな作品です

被差別民を生き生きと描く

管理人 木槿猫

両班の赤ん坊と、乞食の赤ん坊がすり替えられて育てられる、という面白い設定です。すり替えたのは、乞食の赤ん坊の母親。両班の家に乳母として雇われたのをチャンスとばかりに、我が子と産まれたばかりの主家の子を交換してしまうんですね。つまり、両班という身分を自分の息子に与えただけではなく、ちゃっかり乳母として実の子を育てるというわけです。その子たちが、成長して身分を超えた友情で結ばれるというストーリーです。

朝鮮王朝時代、被差別民として暮らしていた人たちの姿を生き生きと描いているいいドラマだと思います。

史実のポイント

パンソリの魅力

内容の難易度

史実というお話ではありませんが、ここで朝鮮の伝統的な歌唱であるパンソリについて。

このドラマで印象に残ったのが、「テーマ曲」です。朝鮮の民俗音楽のことはよくわからないのですが、あの、独特の節回しにとても惹かれました。チャングムのテーマ(あの、「オ~ナラ~」っていう日本語にすると大笑いしちゃうやつです)も、確かパンソリの歌手を目指す女の子たちが歌っていたと思います。あれを聞いた時も「変な歌い方するんだな」と思いました。なんだか唸るように歌うので、あのときはどうも好きになれなかったのですが。

でも、「チャクペ~相棒~」を見て、180度見方が変わりました。ドラマのエンディングに「パンソリ?」と、最初のインパクトがとても強かったのですが、何度か聞いているうちに魅力に取りつかれました。サントラを探したのですが、残念ながら、「おぷすむにだ」、見つけることができませんでした。聞きたいのに聞けないのが悲しいです。

基本情報

■ 全32話

■ 制作 MBC

チョン・ジョンミョン/イ・サンユン/ハン・ジヘ/ソ・ヒョンジン

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