李氏朝鮮

尚衣院

 

こんな作品です

衣装の美しさは圧巻!

管理人 木槿猫

これは、ドラマではなく映画です。「チャン・オクチョン」で出てきた衣装もよかったですが、これはその上をいく豪華さです。王や王妃の衣服を作る名匠の物語。努力で技術を身に着けた名職人が、天才に出会ってその才能に嫉妬するという定番のストーリーです。大昔の、モーツアルトを描いた「アマデウス」という映画を思い出しました。(と、思ったらそういう紹介になってるみたいですね。)

映画では、名優ハン ソッキュさんの演技が心を打ちます。ハン ソッキュさんといえば、やはり「根の深い木」の世宗役。まさに世宗とはこういう人だったんじゃないかなという気がするような感じで、この方の出ているドラマにはハズレがないという気すらします。若き天才のあふれる才能を目の当たりにして嫉妬する様子や、プライドを守るために相手を陥れようとする様子、その苦悩や葛藤が伝わってきます。細やかな心理描写は、やはりこの人の得意とするところなんでしょうね。

史実のポイント

歴史的背景を知っていなくてもOK

内容の難易度

宮廷の衣装を作る部署を取り上げたお話なので、きれいな衣装がたくさん出てきます。ネットで得られた情報によると、やはり衣装には相当な製作費を使っているそうです。なかでも、圧巻は王妃の純白の衣装。どれだけお金かかってるのかなーいう下世話なことを考えてしまいました。

チマ・チョゴリは、和服とは違った美しさのある民族衣装だと思います。チマ・チョゴリはチマ(スカート)の部分がふっくらとしているので、とても可愛らしいですよね。最初は、日本も朝鮮も中国風の衣装だったのに、日本だけは裳がとれて上から下までつながった衣装になったというのは、面白いなと思います。いつごろからあの形になったのかは、服飾史を紐解いてみないと詳細はわかりませんが、いつか調べてみたいですね。

映像も美しいので、韓国ドラマなどを見慣れていない人にも楽しめますよ。ちなみに、王のモデルとなっているのは英祖のようですが、どの王の時代なのかは作中では明らかにされていません。

基本情報

【スタッフ】
脚本・監督:イ・ウォンソク

【キャスト】
ハン・ソッキュ/コ・ス/パク・シネ/ユ・ヨンソク

製作年:2014

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