奇皇后

実在の女性をモデルにした完全フィクション

管理人 木槿猫

奇皇后は、元末期の皇后で実在の人物です。ドラマ冒頭で毎度「おことわり」画面がでますが、史実とはほとんど無関係。日本でいうところの「水戸黄門」みたいなもので、奇皇后という実在の女性をモデルに、舞台を元と高麗、時代設定を元末期として創作したドラマです。ですから、時代考証的なものは全く考えずに楽しみました。

「黄真伊」で妖艶な美女を演じたハ・ジウォンさんは、健在です。ほれぼれします。単に奇麗なだけじゃなくて、聡明さとか、怪しさも併せ持ち、かつアクションもできちゃうなんて、スゴイ女優さんだなあと毎度感心してしまいます。

実は、NHKで放映されていた時には見ていませんでした。何しろ、「高麗モンはつまらん」と思っているので50話以上ものドラマは、飽きそうだと思っていたわけです。とはいうものの、評価の高さは気になっていました。素直に見てよかったなと思える作品でした。

「水戸黄門」なみのファンタジックな内容でしたが、意外と面白かったですよ。大物俳優さんたちの熱演もよかったですね。ただし、ネタバレになりますが、最後がハッピーエンドじゃないのが悲しいのと、皇帝のダメダメさ加減に最後までイライラした。ということで、★一つ減点。ハ・ジウォンさんの美しさは一見の価値あり。

タルタル♡かわいい名前とのギャップがありすぎ

内容の難易度

「元」はモンゴル民族の建てた国なので、キャラクターも漢族風の名前ではありません。なかでも、最初から名前とのギャップがデカすぎる！と思っていたのが、「タルタル将軍」。

「タルタル」って、なんて可愛い名前！だと思うんですけど、これがイケメンさんなうえに、文武両道ときたもんだ。しかも、声が低めで静かな語り方をするので、カッコええ～♡と一目ぼれ。三国志の諸葛孔明をやらせてみたいなんて思いつつ、史実にある人物なのか気になってググってみました。奇皇后同様、実在の人物なんだそうで、しかもわりと名宰相だったらしいです。でも、Wikipediaの肖像画は、もさもさしたオッサンじゃありませんか！……見なかったことにしました。

ドラマの序盤は、叔父さんとともにやられっぱなしなんですが、後半になるにつれて、物語の中心に立つようになります。ネットのブログなどを見ていると、クライマックスでは、号泣したファンも多かったみたいですね。演じていたのは、チン・イハンさん。ほかに何に出てるのかなと思ってみたら、「Dr.Jin」に出てました。ヒロインのお兄さん役です。あの時は、これといった印象はなかったので、ほとんど覚えてません。もう一回、「Dr.Jin」を見直そうかな。これからも注目したい俳優さんです。