李氏朝鮮

王女の男

 

こんな作品です

ロミオとジュリエットです

管理人 木槿猫

パク シフだあ~♪と期待しながら見ました。が。

これは……。正直言って、つまらんぞ。(でも、最後まではちゃんと見る)と思った作品です。

絵にかいたような悲劇を連続させて、若い恋人たちの悲恋(最後は一応ハッピーエンドですが)を演出した、という気がします。癸酉靖難(ケユジョンナン)は、史実として記録されていることを挙げただけでも、かなり凄惨な粛清の連続だったことで有名ですから、この事件がモチーフになっているのなら、ハッピーな話になんかなるわけはありません。そこに、ロミオとジュリエットのモチーフをプラスするので、これ以上はない悲劇ですよね。

でも、なあ……。俳優さんたちも豪華ですし、音楽も悪くはなかったですが、何となく「何も残らない」で終わったドラマでした。もちろん、パク シフさんはカッコ良かったですけれども。子役のキム ユビンちゃんが、むちゃくちゃ可愛かったのが光りました。イケメンさんを観賞するためのドラマかな。

史実のポイント

癸酉靖難(ケユジョンナン)

内容の難易度

韓ドラの時代劇では、何度となく描かれている事件です。初期の李氏朝鮮王族では、たびたびこうした近親の王族同士の血の争いが起きました。特に1453年に起きた「癸酉靖難(ケユジョンナン)」は、王位継承を巡る争いで、凄惨な血の粛清があったことでも有名です。ドラマの主人公二人の存在はフィクションですが、その他の人たちは他のドラマでもしばしば登場します。史実を理解すると、かなり暗い気分になりそうな事件です。

この事件で有名なのが、「死六臣」といわれる忠義を貫いた人たちです。

この事件で王位を追われることになった端宗と、王位を奪った世祖は、甥と叔父の関係でした。世祖によって王位を追われた端宗の復位を計画して、6人の臣下らが世祖暗殺のクーデターを計画します。ところが、これは結局ばれて、6人は処刑されます。この6人、厳しい拷問を加えられても最期まで、端宗に忠義を貫いたとして「死六臣」と呼ばれるようになりました。このクーデターののち、結局端宗も世祖によって命を奪われてしまいます。悲劇のミルフィーユみたいな事件です。

基本情報

■ 全24話

■ 制作KBS

パク・シフ/ムン・チェウォン/ホン・スヒョン/ソン・ジョンホ/イ・ミヌ

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