李氏朝鮮

ホジュン~宮廷医官への道

こんな作品です

チョン ガンリョルは何やっても素敵

管理人 木槿猫

メディカル系のドラマが好きなので、よく見ます。主演のホジュンは、チョン・ガンリョルという俳優さんです。韓国ドラマをいくつか見ているなら、必ず1~2度は彼を見ているのではないでしょうか。そのくらい、よく出てくる人です。正義の味方から悪役、王様から貧乏人まで何でもこなす人で、もちろん、トレンディドラマにも出てきます。主役もワキも、完璧だよなと思う実力派。

その彼が、情熱的に演じている作品ですから、ダメなわけがない。(と、私は思うんですけどね)

二人の女性が彼を愛するという設定なのですが、これが例の愛憎劇ではなく、非常に品がよろしいのも好感がもてます。ギャーギャーわめき散らす女の争いじゃないので、女優さんたちの控えた演技が、とても印象に残ります。

なお、キム ジュヒョクさんの主演で、2013年に「ホジュン~伝説の心医~」のタイトルでリメイクされています。基本的にほぼ内容は同じです。

史実のポイント

「漢方」じゃなくて「韓方」

内容の難易度

韓国で独自に発展した医学が「韓方」です。「漢方」じゃないんですね。実は、日本で「漢方」とされている医学も、実は日本独自に発展を遂げたものです。もちろん、どちらも中国の「漢方」が基本になっていることはいうまでもありませんが。

さて、「韓方」のほうの医学に大きな功績があるのが、この許浚(ホ ジュン)という人物です。彼は、宣祖から光海君の時代を生きた人で、いろいろな医学書を著しています。なかでも『東医宝鑑(とういほうかん)』は、日本や中国にも大きな影響を与えました。『東医宝鑑』は、2009年にユネスコの記録遺産にも登録され、ソウルには博物館があります。苦労して医術を学んでいく姿が、ドラマでは情熱的に描かれていました。私は十分に面白いと思ったのですが、歴史系のものやメディカル系のものが好きではないという人には、ちょっと退屈かもしれません。

チャングムと医術対決させてみたい。そんなドラマ、作ってくれないかなあ。

基本情報

■ 全64話

■ 制作 MBC

チョン・グァンニョル/ファン・スジョン/ホン・チュンミン/イ・スンジェ/キム・ビョンセ

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