李氏朝鮮

天命

 

こんな作品です

無理やり引き伸ばしてない?

管理人 木槿猫

宮廷の陰謀に巻き込まれ、友人殺しの疑いをかけられた男が、病弱な一人娘を守るために立ち向かう、というストーリーです。

悪役の文定王后が、執拗に追い回すのですが、いつも「あと一歩!」というところで、主人公を逃がしてしまいます。物語の中盤ぐらいまでは、それも一つの演出として効果があったと思いますが、だんだん最後のほうは、無理やり引き伸ばしているような気がする……という感じがしなくもありません。全20話と短いのですが、20話でもちょっと長く感じたような気がします。ついつい、続きが気になって見てしまうということには変わりはないのですが、見終わってみると、いまひとつ印象には残らないなあという作品でした。

史実のポイント

文定王后の世子暗殺事件

内容の難易度

ここで出てくる世子は、のちの仁宗です。親孝行の度が過ぎて、継母に毒を盛られて死んでしまったという言い伝えも残る悲劇の王様です。そうしたエピソードを交えながら物語が進んでいきます。いろんなドラマで描かれる文定王后ですが、このドラマではまさに極悪非道を絵にかいたような人物として、主人公を追い詰めます。

面白いのは、時代があの「大長今」、つまり中宗の時代で、ちゃーんとチャングムも出てくるというところ。あまりにもイ・ヨンエさんのチャングムの印象が強いので、どうかなと思っていたのですが、そこはやはり実力派の女優キム ミギョンさん。彼女の演じるチャングムのほうが、なんとなく実在の像に近いような気もしました。なお主人公が医者ではありますが、メディカル系の史劇ではありません。

基本情報

■全20話

■制作KBS

イ・ドンウク/キム・ユビン/ソン・ジヒョ/パク・ジヨン/キム・ミギョン

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